The 13th Lab. −第13研究室−

2018年3月9日。
大阪産業創造館にて、中小企業向け経営戦略セミナーのエントリーコースである「4ステップでできる経営戦略のつくり方」が開催された。

1 戦略は「将来の利益」を生むために立てるもの

今回のセミナーのテーマは経営戦略。そのなかでも、プロジェクトマネジメントと相性の良い「戦略マップ」を中心に据えた内容にしている。
全体の流れとしては、

  1. 戦略をつくるとはどういうこと?
    〜戦略とは、 限られた経営資源をどう配分するかを決めること〜
  2. 「現在の利益」 と 「将来の利益」、 どちらをとる?
    〜回す事業と育てる事業、 それぞれにどれだけ力を入れるのか〜
  3. お客様に寄り添った商品 ・ サービスとは?
    〜ニーズだけではわからない。 顧客の 「制約条件」 を知る〜
  4. どんな 「強み」 を磨けばよいのか?
    〜お客様に喜ばれる 「強み」 の見極め〜
  5. どんな人を採用し、 どう育てるか?
    〜「明日の利益」 を生み出す人を育てよう〜

という形だが、1と2について、しっかり腹落ちしていただかないと、通り一遍の「お勉強」になってしまう。

「将来の利益」のためにどれだけ資源を配分するかが経営判断

であり、

「将来の利益」を生み出すための具体的なプロセスを描くのが戦略

であるということをはどれほど強調しても強調しすぎるということはない。
今回のセミナーでも、最初の山場はこの部分となった。

2 イノベーションプロセスを創る

「将来の利益」を生み出すための戦略に意識が向く用になったら次は、

イノベーションプロセス

の概要と具体的な回し方の理解だ。

その中でも、イノベーションの「種」、すなわち新しい事業の種を見つける方法として、①マクロ情報の利用、②顧客からのフィードバックの二点をお伝えしている。
①のマクロ情報の利用は難しそうに聞こえるが、人口統計や産業統計は中小位企業といえども見ておきたいところだし、そこまでいかなくても、せめて国の予算編成の概要は抑えておきたい。それは、この国がなにに資金を投資しようとしているかがわかる、言い換えればこれから拡大する市場がわかるからだ。
②の顧客からのフィードバックについては、例えば顧客からの「むちゃぶり!」や「お悩み相談」の事例などがヒントになる場合が多い。
①も②もコストをかけずにできることであり、半ば「頭の体操」的に持っている情報を社内で吐き出してみて損はないとりくみではなかろうか。

イノベーションプロセスの第二段階としては、商品やビジネス、顧客にまつわる関係性を変えるということが必要になる。商品で言えば調達、製造、顧客、意味・価値のどれかを変えることで新しい道が拓けたりする。こういったことを考えるのも、ノーコストで取り組めることだ。

イノベーションプロセスを具体化しようすると、自社の資源、特に人的資源の強化が必要であることに気づく。
ここで初めて人材の採用や育成の方向性が定まる。
まさに

人材・組織は戦略に従う

ということで、中小企業の人材採用、特に新卒採用では長期的な戦略の上に採用戦略を載せなければならない。
・・・と、この話だけで2時間くらいはすぐに立ってしまうので、残念ながら今回は軽く触れるだけにとどめた。
詳しくは4月スタートのセミナー本編でお話する予定だ

【ご案内】

この戦略セミナーは、今年で4年目になる「学ぶ職場ゼミ」(今年度は9月以降開講予定)と連携すると、戦略プロジェクトを回しながら社員と組織の能力が上がる仕掛けになっていますので、ぜひ合わせてご参加ください。
さしあたり、4月から開講される

4ステップでできる「将来の利益」を生むための経営戦略    >> 申し込みページ(大阪産業創造館の申し込みページにリンクします)

にご参加いただき、戦略策定とその実行のためのプロジェクト設計に取り組んでいただければと思います。

(おまけ)
仙台空港で隣に駐機していた飛行機がスカイマークの「ヤマトジェット」。
あっちに乗れば、森ユキの声(cv:桑島法子さん)で機内アナウンスだったんだよな・・・残念

戦略セミナースタート第13研究室で公開された投稿です。

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