The 13th Lab. −第13研究室−

ひょんなご縁で、日本蛋白質科学学会でプチ講演をする機会を頂いた。
ご縁のもとはNPO法人ETIC.の伊藤さん(写真の人)。

「学会の若手研究者のみなさん向けに博士のキャリアについて話す機会があるんですけど、興味ありますか?」

とのお声がけを頂いたのがことの始まり。

当日のゲストは、Spiber株式会社の佐藤健大さん、NPO法人ETIC.の伊藤淳司さん。
佐藤さんからは、博士号取得後、海外でポスドクを経験し、帰国後、就職活動からベンチャー企業で蛋白質素材の開発に携わるまでの紆余曲折が紹介された。
伊藤さんからは、ポスドクの実践型インターンシップのコーディネート業務の経験から、自立的なキャリア拡充と深化の方法についてのお話があった。
わたしからは、「N=1の話です」と前置きをした上で、「とある博士の人生目録」と題して、博士号取得後、学振PD、文系大学就職、学内政治の波の中での超高速昇進、学務忙殺、退職、起業、研究者兼社長兼特任教授(いまここ)という、波乱万丈のドクター人生を赤裸々にご紹介した。

どお話も決して教条的なものではなく、それぞれの人がどんなことに出会いどんな選択をしてきたかを淡々と伝える形だったので、随分自然に言葉が入ってきた感がある。
博士あるいは博士を目指す人の多くは研究者としての人生を志していることだろう。
ただ、

研究者というのは職業ではなく生き方なんだ

と腑に落ちれば、キャリアなどいくらでも切り拓くことができる。
そんなことを考える機会になっていたらうれしいな。

博士のキャリア第13研究室で公開された投稿です。

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